新じゃががやってきた

こあきには今、大量の新ジャガがやってきています。
春にジャガイモを植えている人は、梅雨前の収穫時期に一気に掘り出してしまわないと、雨でジャガイモが腐ってしまいます。
そんなわけでありがたいことに、一気に掘ったお芋の、小さすぎる「小芋」が、こあきにたどり着いているのでした。

この時期のジャガイモは、しっかり乾燥させるか、冷蔵庫での保存が必須で、おいておくと腐ってしまいます。せっかくの旬の新ジャガなので、せっせと消費するために、あれこれ考えています。

こあきに来ているジャガイモは、最近人気の「キタアカリ」。芽が赤くてドキッとしますが、そういう品種です。
少し黄色がかっていて、煮崩れもしにくく、ねばりもあるのでポテトサラダには俄然おすすめの品種です。
昔ながらの「男爵」や「ワセシロ」に比べると、調理方法を選ばない、なんでもこいの品種といえます。

「男爵」や「ワセシロ」は「キタアカリ」に比べると粉質で、煮崩れしやすいのですが、蒸したり揚げたりすると、ホコホコしていて美味しく、その辺りが得意分野のジャガイモです。

こあきにやってきた小芋は、店頭に並ぶ規格にはならないほど小さいとはいえ、新じゃがには変わりありません。洗って茹でておいて、そのまま食べても美味しいし、数日は冷蔵庫に置いておけます。
そのまま食べるのに飽きたら、例えば鶏肉を焼いて、肉を裏返すタイミングで、茹でておいた小芋を入れて鶏の旨みを吸わせつつ、焼き目をつける。仕上げには、やはり旬のスナップエンドウをプラスします。ソースは好みのもので、なんでもいいと思います。 照り焼きもあり、トマトソースなどでも十分美味しいですね。

小芋は皮が美味しいので、芋の旨さにこだわる人は切らずに茹でるのがお勧めです。ただし、緑色の部分や、芽が出ているときはしっかり切り取ること。

今ちょうど、なぜかチャーシューが冷蔵庫にあったので、これのタレと合わせて焼いてみました。
ジャガイモは、茹でておいて、そこからどう変化をつけるかと考えてみても、様々な変化の可能性があって、とても楽しい食材です。