カフェ赤丸店

熱したキュウリが許せるのか

2025-07-22 更新

夏野菜の大量消費については、去年もゴーヤ、ナス、キュウリでブログに取り上げていますが、中でもたくさんいただくキュウリの大量消費。この時邪魔になるのは、熱したキュウリへの抵抗感ではないかと見ています。
そもそも店主もキュウリの青臭い感じというか、瓜科の野菜に火が入ってあたたかい状態は苦手で、例えばキュウリが味噌汁に入っていたりすると、正直お手上げです。

しかし、夏野菜をいかにむだにせず消費するかということを考えると、火を通すことは避けて通れません。
火を通して、下調理を済ませてから一旦冷凍保存するというのが、ダブつきがちな夏野菜との向き合いかたかなと思っています。

普通サイズのきゅうりはキューちゃん漬けにしてしまえば冷凍が可能です。
ちょっと太めのキュウリをキューちゃん漬けにすると真ん中に穴が空いてしまって不恰好なので、タネを取り縦に切って使っています。
これで見栄えもよくなるし、日持ちも比較的よくなります。

太めのキュウリは皮を剥き、タネをスプーンなどで取ってしっかり下茹ですると、冬瓜とまではいきませんが、青臭さは確実に軽減されています。
そのあとお湯を切り、好きな味で煮て、あんかけにします。
これが、こあきの副菜でお馴染みの、キュウリのあんかけが誕生したきっかけなのですが、
実は、下茹でしたキュウリは冷凍保存が可能です。冷凍すると解凍時にきゅうりから水が抜けるので、出汁に浸して戻しています。

生のキュウリのシャキシャキした歯ごたえとは全く違って、存在感を残しつつ、するりと食べやすい柔らかな食感は、中途半端に火が通った青臭いキュウリのイメージとは全く違ったものになっています。
あんかけは、たくさん作って冷やして食べるのもおすすめです。
結構応用が効きそうな様子なので、あんかけ以外のレシピも、隙あらば試してみようと思います。