カフェ赤丸店

新米と栗ご飯

2025-09-30 更新

暑い夏がようやく終わりそうです。そして、新米の季節です。
お米がなかなかのお値段になって、どうしたものかと思いますが、新米はやっぱり少し心が踊ります。
こあきのお米は、開店以来ずっと氷見の営農さんで購入しています。
品種はコシヒカリで、炊いた時の香りが高く、ツヤツヤで水分が多く、もっちりしています。
常連さんにも、ここはご飯が美味しいと言っていただける自慢のお米です。

さて、新米の時期といえば、こあきで毎年恒例なのは「栗ご飯」です。
栗は購入することもありますが、おうちの栗をいただくことも多いです。
昔からおうちに植えてある栗は、品種がわからない事がほとんどですが、おそらくは柴栗なのかなと思います。

栗の下処理ですが、店主は、綺麗に洗ったあと皮を剥きやすくする為に五分ほど茹でます。
その後は、専用の皮剥きでひたすら剥きます。
皮剥き用のハサミは、楽だと聞いていたのですが、実際に使ってみたところ、あまりの楽ちんさに驚きました。年に何度もない栗の皮剥きですが、だからこその強い味方です。
あとはお米を炊く時に剥いた栗とお塩を少し入れて炊くだけです。
ありがたい事に毎年大好評で、即日完売します。

白いご飯が好きな方が多いのでは?という想いから、あまり炊き込みご飯などは作らないのですが、栗ご飯は完全に店主の好みです。
勿論、苦手な方には、白いご飯もご用意してあります。

新米との切り替えの時期に、炊き立ての香りをかぐと、なんとなく考えるのですが、おそらくコシヒカリは、保存に適さないお米のような気がします。冷蔵していると、古米になって変な臭いがつくことは無いのですが、常温では明らかに劣化します。
しっかり温度管理をしておけば、2年くらいは美味しく食べられます。

お米は麦やトウモロコシなどと同じく穀物で、イネ科の植物です。
イネ科で食材といえば他に、筍やマコモダケがあります。最近、秋のマコモダケを入手したので次回はマコモダケについて少し書いてみようかな。