白菜の水気を使う

この時期、白菜がよく出回っています。こあきにも、おなじみの白菜の副菜があります。

新鮮な白菜は水分を多く含んでいるので、調理の際には一緒に調味料を入れて蓋をしておけば、白菜から出た水分で煮えるので味がぼやけません。

白菜は、水分を飛ばさない様に蓋をして火を通せば、十分に白菜が浸るぐらいの水分が出ます。
強火でも大丈夫です。
ポイントはとにかく蓋をして水気を飛ばしすぎないこと。
蓋をしていたら火の通り加減がよくわからないかもしれないのですが、様子を見るとするなら最初に沸騰した状態を確認してからにしましょう。
そこから少し火を弱めて、一緒に入れた食材に火を通しながら、調味料をなじませていきます。
白菜が完全にくったりしているのがお好みなら、水気が飛んでしまうまで煮込めば調味料がよく沁みます。
味を馴染ませるには一晩おいておくとよく言いますが、要するに一度冷ますと味が沁みるので、試してみてください。

こあきで定番の副菜の副菜は、白菜とにんじんと厚揚げの煮物です。
この組み合わせはいいことだらけで、厚揚げとにんじんの旨みが加わると、味の広がりが豊かになるだけでなく、にんじんのビタミンAも、厚揚げの油でにんじんのカロチノイドの吸収もよくなります。