今年も割合のはなし

去年の今頃のブログで、調味料の量を割合で考えているという記事を書きました。
ブログ:割合で考える
お料理をこれから頑張るぞ!という方は、大さじ1や小さじ1がどのくらいの分量なのか、どのくらいの味になるのかを慣れるまできちんと計る事からスタートしてみてくださいね。
調味料の量を「割合で考える」ことは、食材の分量に合わせて調味料の量を決める基準となります。
お肉も魚も野菜も、天然の素材なので、当然大きさや味にも微妙なばらつきがあります。そんな時は厳密にグラムで考えるより、割合を基準にできれば、結果的に味のばらつきも避けることができます。
好みの割合の基準を持てば、「こんな方向に味を持っていきたい」と考えたときに、あらかじめ工夫の手がかりを持っていることになるので、基本と同時に応用の基準にもなります。
今回、よく聞かれる調味料の割合で、そのままご家庭でも使える簡単なものをふたつご紹介します。
ハンバーグソース
ケチャップ2
中濃ソース2
濃口醤油 1
酒 1
砂糖 0.5
お店で提供しているハンバーグソースはこの割合で作っています。
照り焼きのタレ
濃口醤油 1
酒 1
みりん 1
砂糖 0.5
おろし生姜 お好みで
このタレは生姜を多くすると生姜焼きのタレにもなります。
どちらもこの割合で計量カップに入れて、よく混ぜてから使用してみてください。
冷蔵庫で二週間くらいは保ちます。
こんなふうに、割合をスタート地点として、使用する素材や加えたいスパイス、ハーブの風味などを足していくことで、スパイスやバーブの活用についても考えやすくなります。
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