こあきでは、スパイスを小分けにして販売しています。
富山県は、イミズスタンと言われるスパイスカレーの先進地。中古自動車の輸出入を盛んにやっていた時期に、パキスタン系のカレー店がチラホラと出店し、今ではすっかり定着しています。
ビリヤニ教室の後や、副菜のレシピをお教えした際に、使っているスパイスはどこで入手したら良いかと聞かれることが多かったので、お店で使っているものを一回の料理で使いきれる分量で小分けにして販売しています。
こあきのメニューでスパイスといえばビリヤニやカレーはもちろんですが、チャイやシフォンケーキ、甘酒マサラサンデーなどのカフェメニューや、ランチの副菜にちょっとあしらったりしています。
スパイスといえば、なんとなく「辛い」と考えがちですが、どちらかというと辛味よりも風味に変化を加える役目を果たしてくれるものです。
シナモンやカルダモンにはそれぞれ独特の甘い香りがあり、香辛料の「香」の部分に目を向けてみると、いろいろな広がりがある様に思います。
ランチの副菜では、なんでもない見た目を少しだけ裏切る風味を楽しんでいただけるかなと、いろいろ工夫しています。
これはカレーっぽい?これは中華風?と、香りをつかまえてみてください。
定番の副菜『焼き蓮根の酢漬け』は、レンコンを5ミリほどの厚さに切って、胡麻油にまぶしてから、フライパンで焼いています。
火の通しかたとしては色が変わる程度で大丈夫ですが、焼き目がつくまで焼けば、香ばしさが出て美味しくなります。
レンコンは、火の通り方で食感が変化します。色が変わる程度なら食感がシャキシャキと歯応えが残っていますし、時間をかけるだけその感じがなくなっていくので、お好みに応じた加減を試してみてください。
『焼きレンコンの酢漬け』
レンコン……300g
ごま油……大さじ1
酢……100g
水……50g
砂糖……30g
醤油……30g
八角……1個
とうがらし……1本
酢漬けの酢は、上記の分量で混ぜて、焼いたレンコンを漬けます。
甘酢、醤油の風味に八角の香りと唐辛子の辛味が入って、スパイスの仕事を感じさせる奥行きが出ます。
八角ととうがらし無しで作ってみると、実感しやすいレシピなので、ぜひお試しください。
そんなわけで、もうちょっとささっと出して見せられる様に、棚を工夫しました。
小分けスパイスメニューもあるので、スパイスがご入用の時は、お声がけください。